靴を磨くという行為は、人を無心にする。

それは、幼少期に熱中したブロック遊びや、テレビゲーム、良き悪友と過ごした日々に似ている。

一足の短靴を磨き始めると、靴との対話がはじまり、時を忘れるほどにその対話に没頭する。

世間では「綺麗な靴は、良い場所へ連れて行ってくれる」と言われている。

もちろん、私もそのとおりだと思し、疑う余地はない。

しかし、「なぜ靴を磨いているのか?」と問われれば、私の答えは単純で、

「靴を磨くという行為が、ただただ好きだから」である。

この言葉にはロジカルな要素は存在せず、本能的な要素のみで構成されている。

私は、そんな本能的で人間臭い靴磨き職人でありたい。


   ブラッシュマン・シューシャイン金沢

   代表/靴磨き職人  松本 真

Instagram

Could not load instagramAlbum photos.

    Facebook